宗教法人の売買・M&Aには、「単立」「被包括」「代表役員」「所轄庁」など、一般的なビジネスでは耳慣れない専門用語が数多く登場します。これらの意味を理解しておくことで、相談や手続きがスムーズに進みます。
本用語集では、宗教法人の取得・売却・承継に関わる用語を分野別に整理し、それぞれをわかりやすく解説します。各用語は、より詳しく解説した記事にもリンクしていますので、あわせてご活用ください。
宗教法人の売買・M&Aには、「単立」「被包括」「代表役員」「所轄庁」など、一般的なビジネスでは耳慣れない専門用語が数多く登場します。これらの意味を理解しておくことで、相談や手続きがスムーズに進みます。
本用語集では、宗教法人の取得・売却・承継に関わる用語を分野別に整理し、それぞれをわかりやすく解説します。各用語は、より詳しく解説した記事にもリンクしていますので、あわせてご活用ください。
宗教法人:宗教団体が宗教法人法に基づき法人格を取得したもの。礼拝施設や財産を管理・運営します。種類の違いは宗教法人の種類とはで解説しています。
宗教団体:教義を広め、儀式行事を行い、信者を教化育成する団体。法人格の有無は問いません。
単立法人(単立宗教法人):特定の宗派・教派などの包括団体に属さず、単独で存在する宗教法人。代表役員の変更を自らの意思で行いやすく、M&A・承継の主な対象となります。
包括法人(包括宗教法人):宗派・教派・教団など、傘下に多数の被包括法人を持つ上位の宗教法人です。
被包括法人(被包括宗教法人):特定の包括団体(宗派等)に属する宗教法人。代表役員変更や規則変更に包括団体の承認が必要です。詳しくは被包括宗教法人とはをご参照ください。
宗教法人M&A(売買・譲渡):宗教法人の経営権を移転すること。株式の概念がないため、代表役員の変更という形で行います。買い方は宗教法人の買い方、売り方は宗教法人の売却方法で解説しています。
非公開案件:一般に公開されず、守秘義務契約(NDA)の締結者にのみ開示される案件。宗教法人の売買では大半が非公開で流通します。
仲介(ブローカレッジ):売り手と買い手の間に立ち、取引を成立させるサービス。業者の選び方は仲介業者・ブローカーの選び方をご参照ください。
成功報酬制:成約時にのみ仲介手数料が発生する料金体系。成約しなければ手数料がかからない方式です。費用の全体像は費用相場とコストの内訳で解説しています。
NDA(守秘義務契約):取引情報を外部に漏らさないことを約する契約。情報を開示する前に締結します。
デューデリジェンス(DD):取得前に法人の財産・負債・許認可・活動実態などを調査すること。詳細は宗教法人のデューデリジェンスをご参照ください。
基本合意書(LOI/MOU):価格・主要条件を確認する書面。法的拘束力は限定的ですが、双方の合意内容を明確にします。
表明保証:売り手が、法人の状態(簿外債務の不存在など)について真実であることを保証する契約条項。トラブル防止に重要です。失敗例はトラブル・失敗事例で解説しています。
代表役員:宗教法人を代表する役員。実質的な経営トップにあたります。変更手続きは代表役員変更の手続きをご参照ください。
責任役員:宗教法人の意思決定を担う役員。通常3名以上が置かれます。
責任役員会:規則変更・役員変更などを議決する機関です。
規則(宗教法人規則):宗教法人の組織・運営の基本ルール。所轄庁の認証を受けて効力を持ちます。
所轄庁:宗教法人を所管する行政庁。原則は都道府県知事で、複数の都道府県にまたがる場合は文部科学大臣が所管します。
認証:規則や規則変更について、所轄庁が適法性を確認し効力を認める手続きです。
境内地(けいだいち):礼拝施設等の敷地。宗教の用に供する限り、固定資産税が原則非課税となります。
墓地経営許可:墓地・霊園を経営するための許可。原則として宗教法人・公益法人・自治体等に限られます。墓地目的の取得は墓地・納骨堂経営を見据えた承継で解説しています。
納骨堂:焼骨を収蔵する施設。経営には許可が必要です。
檀家(だんか):特定の寺院に所属し、葬祭・供養を依頼する家のことです。
氏子(うじこ):特定の神社の祭神を信仰し、神社を支える地域の人々を指します。
非課税:課税されないこと。宗教活動収入(お布施・賽銭等)や宗教用資産の固定資産税などが該当します。詳細は宗教法人の税制優遇とはをご参照ください。
収益事業:法人税法上の課税対象となる事業(駐車場経営・物品販売など)。宗教活動収入は原則非課税ですが、収益事業の所得には法人税が課税されます。
みなし寄附金:収益事業から非収益部門へ繰り入れた金額の一部を、損金に算入できる制度です。
休眠宗教法人:宗教活動の実態がほとんどない宗教法人。取得にはリスクがあります。詳細は休眠宗教法人のリスクをご参照ください。
不活動宗教法人:活動実態のない宗教法人。所轄庁による整理(解散)の対象となりうる点に注意が必要です。
解散:宗教法人を消滅させる手続き。自主解散・所轄庁による命令・裁判所による命令があります。詳細は宗教法人の解散・廃止とはをご参照ください。
清算:解散後に、法人の財産・債務を整理する手続きです。